オルトモア 25年は、スコットランド・スペイサイドのキースに位置するオルトモア蒸留所が手がける長期熟成シングルモルトウイスキーです。1897年創業のオルトモアは、「フォギーモス(霧の湿地)」という愛称で親しまれ、蒸留所周辺に漂う霧がこのウイスキーのミステリアスな個性を象徴しています。長年ブレンデッドウイスキーの原酒として活躍してきましたが、シングルモルトのリリースにも力を入れ始めています。
オルトモアのハウススタイルは、軽やかでフローラル、クリーンな味わいが特徴です。25年という長い熟成期間は、このデリケートなスピリッツに深い複雑さと丸みを与えます。主にアメリカンオークのバーボンカスクで熟成されたこのウイスキーは、オークのスパイスと蜂蜜の甘みが見事に融合し、スペイサイドモルトの教科書的な味わいを超越した深遠な世界を見せてくれます。
加水なし、ノンチルフィルタードでボトリングされるため、自然な油脂分やテクスチャーがそのまま保たれています。グラスに注いだ瞬間から漂う複雑な芳香は、25年間の樽との対話の成果。最初の一口で広がる蜂蜜とバニラの甘みから、中盤のスパイシーなオーク、そして余韻に残るフローラルな余韻まで、時間の経過とともに刻々と変化する味わいを楽しめます。
テイスティングノート
香り
蜂蜜、バニラ、ドライフラワーの芳醇な香り。熟した洋梨とアプリコットのフルーティなニュアンスに、かすかなオークのスパイスとシナモン。奥にはわずかなワックスとハーブの香りが隠れている。
味わい
絹のように滑らかな口当たり。蜂蜜とバニラの優しい甘みが最初に広がり、続いて繊細なフローラルノートと洋梨の風味が重なる。中盤からオークのスパイスとほのかなジンジャーが現れ、長い熟成がもたらす複雑さを感じさせる。
余韻
非常に長くエレガント。フローラルな余韻とオークのスパイスが交互に現れ、ゆっくりと消えていく。最後にかすかな蜂蜜の甘みと心地よいドライさが残り、余韻の中にスペイサイドの繊細さが凝縮されている。
酒
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