安積 ニューボーンは、福島県郡山市に位置する安積蒸溜所が手がけるニューメイクウイスキーのカスクストレングスボトルだ。「ニューボーン」の名の通り、蒸留所で生まれたばかりの若いスピリッツを200mlの小瓶で限定リリースするシリーズである。
安積蒸溜所を運営する笹の川酒造は、1765年(明和2年)に創業した東北の老舗造り酒屋だ。1946年にウイスキー製造を開始したが、その後長期にわたり蒸留設備は休止状態にあった。2016年に新たなポットスチルを導入して蒸留を再開し、安積蒸溜所として新たなスタートを切った。
ニューボーンシリーズはバーボンバレル、シェリーカスク、ミズナラ樽など様々な樽タイプで少量ずつリリースされ、蒸留所の原酒の成長と多様性を記録する役割を担っている。カスクストレングスの58%で瓶詰めされた若い原酒は、モルトのフレッシュな個性とオーク樽の影響が鮮明に感じられる。
郡山市は磐梯山や猪苗代湖に近い自然豊かな環境にあり、安積蒸溜所のウイスキーにも東北の清涼な気候が反映されている。200ml瓶という手軽なサイズは、新しいジャパニーズウイスキーの蒸留所を気軽に試したい人にとって最適なエントリーポイントだ。
テイスティングノート
香り
モルトビスケット、レモン、バニラのフレッシュな香り。バーボンバレル由来のココナッツとキャラメルの甘さに、かすかにフローラルなアクセントが加わる。若い原酒ならではの生き生きとしたアロマ。
味わい
力強くフレッシュな口当たり。レモンカード、蜂蜜、モルトの甘みが広がり、中盤にはホワイトペッパーとジンジャーの爽やかなスパイスが現れる。カスクストレングスの高い度数が風味を凝縮して伝える。
余韻
ミディアムの長さ。モルトとバニラの余韻がすっきりと消え、最後にレモンとオークの爽やかな風味が残る。若さゆえのシャープなフィニッシュ。
酒
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