天狗舞 純米大吟醸50

天狗舞 純米大吟醸50は、石川県白山市の車多酒造が醸す天狗舞ブランドの最高峰に位置する純米大吟醸酒である。車多酒造は1823年(文政6年)の創業以来、手取川の伏流水と白山の厳しい冬の気候を活かした酒造りを続けてきた。天狗舞の名は、白山連峰に棲む天狗が舞う姿に由来するとされ、その力強く躍動的な酒質を象徴している。

原料米には酒米の王と称される山田錦を使用し、精米歩合50%まで磨き上げている。天狗舞といえば山廃仕込みの力強い酒質が代名詞であるが、この純米大吟醸50は天狗舞の技術を結集しつつも、山廃とは異なる端正で華やかな味わいを追求した銘柄である。白山の伏流水(軟水)で仕込むことで、柔らかく繊細な口当たりを実現している。

車多酒造は「山廃の天狗舞」として全国的な知名度を誇るが、山廃以外の造りにおいても高い評価を受けている。特にこの純米大吟醸50は、天狗舞の幅広い醸造技術を証明する存在であり、山廃特有のコクや酸とは対照的な、華やかな吟醸香と透明感のある味わいが特徴である。蔵元は「天狗舞の持つ力強さを、大吟醸ならではの繊細さで表現した」としている。

日本酒の品評会では車多酒造の出品酒は常連であり、全国新酒鑑評会でも入賞実績を重ねている。インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)SAKE部門やKura Masterなど海外コンペティションでも高い評価を受けており、天狗舞ブランドの国際的認知度の向上に貢献している。山廃純米の力強さから大吟醸の繊細さまで、車多酒造の守備範囲の広さを物語る一本である。

テイスティングノート

香り

華やかなリンゴと洋梨の果実香が上品に立ち上がり、メロンのような甘い吟醸香がその奥に広がる。白い花や微かな米の甘い香りが織り交ざり、全体として端正で気品のあるアロマプロファイルを形成している。

味わい

口当たりは滑らかで透明感があり、上品な甘みが舌の上で広がる。山田錦らしい旨みの厚みがありながらも、50%精米による雑味のなさが際立つ。中盤からは穏やかな酸味が味わいを引き締め、吟醸酒らしいキレの良さへとつながっていく。天狗舞の山廃と比較すると明らかに繊細だが、芯のある旨みは共通している。

余韻

クリーンで余韻は中程度。りんごのような爽やかな果実感と米の旨みがほのかに残り、すっきりと消えていく。後味にわずかな苦味が心地よいアクセントとなり、次の一杯を誘う。

基本情報

正式名称 天狗舞 純米大吟醸50
英語名 Tengumai Junmai Daiginjo 50
アルコール度数 16%
内容量 720ml
主な原料 山田錦(精米歩合50%)

生産・流通

製造元 車多酒造(Shata Shuzo)|石川県白山市の日本酒蔵
産地 日本北陸地方石川県

世界の評価・評判

天狗舞ブランドは日本酒愛好家の間で「山廃仕込みの名手」として広く認知されており、特に山廃純米は石川県を代表する日本酒として不動の地位を築いている。純米大吟醸50はその技術の頂点に位置する銘柄で、山廃とは異なる繊細な魅力を示すことで蔵の実力の幅を証明している。

車多酒造はインターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)SAKE部門で複数回のメダルを獲得しており、Kura Masterでも評価を受けている。全国新酒鑑評会では金賞の常連であり、特に大吟醸クラスの出品酒は審査員からの評価が高い。ロバート・パーカーの『Wine Advocate』が日本酒を取り上げた際にも、天狗舞は注目すべき蔵元として言及された。

日本国内の専門誌『dancyu』や『日本酒完全バイブル』などでは天狗舞の山廃純米が繰り返し特集されるが、純米大吟醸50は「山廃だけではない天狗舞の魅力を知るための一本」として紹介されることが多い。白山の伏流水がもたらす柔らかな酒質は、加賀料理との相性が特に良いとされ、地元の料亭やレストランでの提供も多い。

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天狗舞 純米大吟醸50

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