甲子 純米大吟醸は、千葉県印旛郡酒々井町の飯沼本家が醸す純米大吟醸酒である。1723年(享保8年)創業の飯沼本家は、千葉県でも屈指の歴史を持つ蔵元で、300年にわたり酒造りの伝統を守り続けてきた。「甲子(きのえね)」は干支の最初の年を意味し、物事の始まりと縁起の良さを表している。酒々井町は「酒の井戸」伝説が町名の由来となるほど、酒造りと縁の深い土地だ。
純米大吟醸には最高級の山田錦を40%まで磨き上げ、酒々井の良質な地下水で仕込む。300年の歴史に裏打ちされた伝統的な醸造技術と、最新の温度管理設備を併用することで、繊細かつ安定した酒質を実現している。華やかでありながら上品な吟醸香と、きめ細かな米の旨みが特徴だ。
飯沼本家は全国新酒鑑評会で金賞を受賞するなど実力蔵として知られ、甲子ブランドは千葉県を代表する日本酒として全国に出荷されている。純米大吟醸は蔵の最高峰に位置し、贈答品としても人気が高い。成田空港に近い立地を活かし、海外からの観光客への販売やインバウンド需要にも対応している。蔵見学も積極的に受け入れており、酒蔵ツーリズムの拠点としても注目されている。
テイスティングノート
香り
華やかな吟醸香。白桃、メロン、りんごのフルーティなアロマ。ほのかなバニラと花の甘い香り。
味わい
繊細でなめらかな口当たり。米の旨みがエレガントに広がり、きれいな甘みと酸が見事に調和する。雑味のない洗練された味わい。
余韻
品のある甘みの余韻が長く続く。繊細で優美なフィニッシュ。300年の伝統が息づく上品な後味。
酒
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