聖 特別純米は、群馬県渋川市の聖酒造が醸す特別純米酒である。1841年(天保12年)創業の聖酒造は、赤城山の南麓に位置し、赤城山系の良質な伏流水を仕込み水に使用している。「聖」の名は仏教用語に由来し、清浄で高い精神性を酒に込めたいという蔵の思いが込められている。群馬県を代表する地酒蔵として、地元の食文化に根ざした酒造りを実践してきた。
特別純米には群馬県産の「若水」を60%まで精米して使用する。群馬の寒暖差の大きい気候が育む力強い米の旨みを活かし、しっかりとしたボディ感と切れの良い後味を両立させている。赤城山系の硬度がやや高い仕込み水は、酒に骨格とミネラル感を与え、群馬特有の力強い郷土料理との相性を高めている。
聖酒造は「関東の銘醸蔵」として全国の日本酒通に知られ、特約店限定の「聖」ブランドは群馬県の地酒としては異例の全国的な人気を誇る。全国新酒鑑評会での金賞受賞歴もあり、技術力の高さは折り紙付きだ。上州の風土を反映した骨太な酒質は、もつ煮込みや焼きまんじゅうなど群馬の郷土料理との相性が抜群で、地元の飲食店でも定番銘柄として親しまれている。近年は首都圏の特約店でも取り扱いが増え、関東の注目蔵として評価を高めている。
テイスティングノート
香り
穏やかな米の香り、ほのかなバナナと稲穂の甘い香り。赤城山系の水由来のミネラル感。
味わい
しっかりとしたボディで米の旨みが力強く広がる。穏やかな甘みと適度な酸のバランスが良く、中盤にミネラル感とほのかな苦味がアクセント。
余韻
切れの良い後味。米の旨みの余韻が心地よく残り、食事を引き立てる力強いフィニッシュ。
酒
💬0