天美 特別純米は、山口県下関市にある長州酒造が醸す特別純米酒である。長州酒造は2020年に元・新政酒造の杜氏であった藤岡美樹氏を迎えて新たなスタートを切った蔵で、創業初年度から「天美」ブランドが爆発的な人気を獲得した。藤岡氏は女性杜氏として新政での経験を活かし、クリーンで透明感のある酒質を実現している。
特別純米は天美のラインナップの中でも通年商品に近い位置づけで、日常的に楽しめる食中酒として設計されている。山田錦を60%まで精米し、丁寧な麹造りと低温発酵で醸す。純米吟醸に匹敵する華やかな香りを持ちながらも、特別純米ならではのしっかりとした米の旨みとボディ感が特徴だ。やわらかな口当たりと綺麗な酸のバランスが食事全般との相性を高めている。
天美は発売と同時に全国の酒販店で即完売が続く入手困難銘柄となり、「令和の日本酒界の彗星」と称された。新政酒造の哲学を受け継ぎつつも、山口県下関市の風土を反映した独自のスタイルを確立。下関の豊かな海の幸との相性を意識した酒質設計は、地元飲食店はもちろん全国の日本酒専門店から熱い支持を集めている。若い蔵元と杜氏による挑戦的な姿勢が、日本酒ファンの期待を常に上回る品質を生み出している。
テイスティングノート
香り
やわらかな米の香り、白い花、青りんご、ほのかなメロンの吟醸香。控えめながら品のある華やかさ。
味わい
透明感のあるクリーンな口当たり。米の旨みがじんわりと広がり、適度な酸が味わいを引き締める。後半に向けてやわらかな甘みとミネラル感が調和する。
余韻
すっきりとしたキレの良い後味。ほのかな米の甘みと酸が心地よく残り、食事との相性の良さを実感させるフィニッシュ。
酒
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