ドメイヌ・タケダ キュヴェ・ヨシコは、タケダワイナリーの自社畑産シャルドネ100%で造るトラディショナル方式(瓶内二次発酵)のプレミアムスパークリングワインである。ワイナリーの発展に尽力した竹田淑子(ヨシコ)の名を冠し、その品質への妥協なき姿勢を体現している。
製法は厳格を極める。10℃という低温で二次発酵を行い、3年以上のシュール・リー(澱との接触)熟成を経て仕上げる。ドサージュ(補糖)は一切行わないノン・ドゼ(エクストラ・ブリュット)で、シャルドネ本来のピュアな果実味と酸味をそのまま表現する。初めて成功したのは1989年ヴィンテージで、以来30年以上にわたり品質を磨き続けてきた。
2008年の北海道洞爺湖G8サミットでは乾杯酒として採用され、各国首脳にも供された。この選出を契機に、日本のスパークリングワインが世界水準であることが広く認知されるようになった。山形県上山市の蔵王連峰の麓で育つシャルドネは、昼夜の寒暖差が大きい気候のもとで美しい酸を保持する。
日本のスパークリングワインとしては草分け的存在であり、シャンパーニュに匹敵する品質を目指して造られ続けている銘柄である。
テイスティングノート
香り
繊細で持続的な泡立ちの中から、青りんご、レモン、白桃などのフルーツ香と、長期シュール・リー熟成由来のブリオッシュ、アーモンド、イーストのニュアンスが立ち上る。
味わい
エクストラ・ブリュットらしいドライな口当たり。きめ細かい泡がクリーミーなテクスチャーを生み、シャルドネのミネラル感と引き締まった酸味が骨格を形成する。ノン・ドゼならではのピュアな味わいが際立ち、ブドウ本来のポテンシャルがダイレクトに伝わる。
余韻
余韻は長く、レモンピールの爽やかさとシュール・リー由来の旨みが持続する。気品あるフィニッシュは、日本産スパークリングの最高峰と呼ぶにふさわしい。
酒
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