白霧島は、霧島酒造が2014年にリニューアル発売した本格芋焼酎である。同社の看板商品「霧島」の後継として、白麹仕込みの芋焼酎の新たなスタンダードを提示する銘柄として開発された。南九州産の黄金千貫と霧島連山の天然水を原料に、白麹で丁寧に仕込まれている。
白麹は黒麹から突然変異で生まれた麹で、黒麹に比べてクエン酸の生成量がやや少なく、その分穏やかですっきりとした味わいの焼酎を生む。白霧島は白麹の特性を最大限に活かし、芋の甘い香りと柔らかな口当たりを実現している。「ふわっと甘い」というキャッチコピーが示す通り、口に含んだ瞬間に感じる芋の優しい甘みが最大の特徴である。
黒霧島がコクとキレの力強い味わいであるのに対し、白霧島は柔らかく丸みのある味わいで、異なる飲用シーンに対応する。特にお湯割りとの相性が抜群で、温めることで芋の甘い香りがふんわりと立ち上がり、寒い季節に体を温める一杯として最適である。
霧島酒造のラインナップにおいて、白霧島は最もオーソドックスで親しみやすい味わいの銘柄として位置づけられている。黒霧島のコク、赤霧島の華やかさ、茜霧島のフローラルな個性とそれぞれ異なる特徴を持つ霧島ファミリーの中で、白霧島は日常の食卓に最もよく馴染む万能選手である。
テイスティングノート
香り
芋の優しく甘い香り、蒸かし芋を思わせるほっこりとした芳香。黒霧島に比べて軽やかで、ふんわりとした柔らかいアロマが特徴的。お湯割りにするとさらに甘い香りが広がる。
味わい
柔らかく丸みのある口当たり。芋の素朴な甘みがふわっと広がり、すっきりとした後味に繋がる。白麹仕込みらしい穏やかでクリーンな味わいで、食事の邪魔をしない優しい飲み口。
余韻
すっきりと穏やかな余韻。芋の甘みがほんのりと残りながらも、あっさりとフィニッシュする。飲み飽きしない爽やかさが特徴。
酒
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