賀茂鶴酒造(Kamotsuru Sake Brewing Co., Ltd.)は、1873年(明治6年)に広島県東広島市西条で創業した日本酒蔵である。「酒都」と称される西条は灘・伏見と並ぶ日本三大銘醸地のひとつであり、賀茂鶴はその代表格として知られる。
賀茂鶴の最大の特徴は「吟醸造り」へのこだわりである。全国新酒鑑評会では通算金賞受賞回数で全国トップクラスの実績を誇り、「特製ゴールド賀茂鶴」は金箔入りの大吟醸として贈答用・慶事用の定番となっている。原料米は主に広島県産の八反錦と山田錦を使用し、西条の軟水を活かした柔らかく華やかな酒質は「広島杜氏」の技の結晶である。
酒蔵見学も受け付けており、西条酒蔵通りの散策と合わせて多くの観光客が訪れる。海外市場への輸出も拡大しており、和食レストランを中心に北米やアジア各地で賀茂鶴ブランドの浸透が進んでいる。