田酒 純米大吟醸 山廃は、山廃仕込みという伝統技法と純米大吟醸という最高峰スペックを掛け合わせた、西田酒造店の醸造哲学を凝縮した究極の一本だ。精米歩合35〜40%の高精米で丁寧に磨いた米を山廃で醸すことで、大吟醸の華やかさと山廃の深みという、通常は両立しがたい要素を見事に融合させている。
山廃大吟醸は非常に難しい醸造領域とされる。精米度の高い米は溶けやすく、山廃の酸が強く出すぎると繊細な吟醸香を損なう恐れがある。西田酒造店はこの難題を卓越した温度管理と伝統的な技術で克服し、大吟醸の上品な香りと山廃の複雑な旨みが共存する酒を毎年安定して生み出している。
極めて希少な限定品で、入手困難な幻の酒のひとつだ。コレクター的な価値も高く、入手した際には特別な席や記念日にゆっくりと向き合いたい一本。低温でじっくりと香りを開かせながら、少量ずつ丁寧に飲み進めることで、その複雑な世界観を堪能できるだろう。
テイスティングノート
香り
大吟醸らしい華やかな果実香(洋梨・メロン)が立ち上がりながら、山廃特有の乳酸系の複雑な香りが底辺に漂う。二つの香りの層が絡み合い、芳醇かつ高雅な印象を与える。
味わい
口に含むと大吟醸の繊細な甘みと山廃の旨みが重なり、類まれな複雑さを持つ飲み口が展開する。精米の高さによる洗練さと山廃の骨格がバランスよく融合しており、濃厚でありながら品格がある。
余韻
余韻は非常に長く、大吟醸の余韻と山廃の旨みがじっくりとフェードアウトしていく。飲み終えた後も感動が残る、記憶に刻まれる一杯だ。
酒
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