鍋島 大吟醸 愛山は、幻の酒米とも呼ばれる「愛山(あいやま)」を精米歩合50%で磨き上げた大吟醸。愛山は山田錦・雄町と並ぶ高級酒造好適米で、栽培が難しく収量も少ないため生産農家が限られる希少な品種。その高い糖化力と独特の旨みが生む複雑なフレーバーは、愛山ファンを熱狂させるほどの個性を持つ。純米大吟醸版(精米歩合40%)も存在するが、この大吟醸版は醸造用アルコールを少量添加することでよりクリアで華やかな香りを引き出している。
富久千代酒造が愛山の特性を活かすべく丁寧に醸したこの大吟醸は、華やかで上品な吟醸香とふくよかでジューシーな味わいが調和した逸品。アルコール度数は15度とやや低めで飲みやすく、食中酒としても酒単独でも楽しめる万能な一本。鍋島の純米シリーズと比べると、大吟醸版特有の軽やかさと透明感が際立つ。
愛山を使ったシリーズは純米大吟醸・純米吟醸・大吟醸と複数展開されており、同じ米でも製法・精米歩合の違いがどう味に影響するかを飲み比べることができる。愛山を愛する日本酒ファン、または「鍋島の愛山ラインナップ」を制覇したいコレクターには必携の一本。
テイスティングノート
香り
華やかで上品な吟醸香が漂う。完熟した果実(マスカット・白桃)を思わせる甘やかな香りに、愛山らしい米のふくよかさが重なる。アルコール添加特有のクリアな澄んだ印象。
味わい
愛山のふくよかな旨みとジューシーな甘みが口中に広がる。大吟醸の軽やかな透明感と、愛山由来の複雑な旨みが絶妙なバランスで共存する。飲み口は柔らかくなめらか。
余韻
甘みとフルーティな余韻が心地よく続く。大吟醸の清澄さと愛山の旨みが混じり合い、飲み飽きない奥行きのある後味が残る。
酒
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