仙禽 モダン 弐式は、栃木県さくら市の株式会社せんきんが醸す「モダンシリーズ」のおりがらみ・無濾過生原酒バージョンだ。モダンシリーズはドメーヌさくら産の山田錦を精米歩合90%で醸した現代的なスタイルの日本酒で、零式(透明な生酒)→壱式(火入れ)→弐式(おりがらみ生)→参式(瓶内二次発酵)という4段階の展開を持つ。弐式はその第三段として、搾った酒をわずかにおりを残した状態で瓶詰めし、細やかなガス感と乳白色のクリーミーな口当たりを生み出している。
ドメーヌさくら産の山田錦を100%使用し、精米歩合は90%。生酛造りで醸されることで、乳酸菌由来の穏やかな酸味と複雑な旨みが生まれる。おりがらみ仕様は滓(おり)をあえて残すことで、透明な零式・壱式とは異なる豊かなテクスチャーをプラスしている。2024年の「江戸返り」リブランディング以降、全製品が添加物無しの自然な状態で仕上げられており、弐式もその哲学に沿って醸されている。
マスカットや白桃を思わせるみずみずしい香りが立ち上がり、口に含むとほのかな炭酸ガスの刺激とともにクリーミーで柔らかな口当たりが広がる。おりが持つ旨みと甘みが山田錦由来のクリーンな酸味と絡み合い、厚みのある飲み口でありながらもさっぱりとした後口を実現している。温度を少し上げると甘みとコクが引き立ち、冷酒から常温近くまで表情が豊かに変化する。
弐式は数量が厳しく限られた超限定品で、正規取扱店での事前予約が入手の基本だ。冷蔵管理が必須の生酒のため、購入後は速やかに飲みきるか、冷蔵庫で適切に保管することが推奨される。おりがらみ特有のコクと旨みは、濃いめの味付けの料理とも相性が良く、豆腐の田楽や味噌ベースのおかず、クリームチーズなどの乳製品との組み合わせが特に秀逸だ。
酒
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