仙禽 クラシック 壱式は、亀ノ尾×生酛造り×木桶仕込みという仙禽クラシックシリーズの核心的な製法を、火入れ(低温殺菌)によって安定させた定番品だ。零式(生酒)が搾り直後の生き生きとした鮮度を持つのに対し、壱式は火入れ後に一定期間貯蔵することで丸みが加わり、より飲みやすい仕上がりになっている。
伝統製法を火入れで安定させる技術
生酛造りは自然発生する乳酸菌を活用するため、火入れをしても乳酸由来の酸の旨みは製品に残存する。木桶仕込みで得られた蔵固有の微生物フレーバーも、火入れ後に酒質の複雑さとして記録される。仙禽のクラシックシリーズは「江戸時代の酒造法を令和の技術でアップデートする」という「江戸返り」コンセプトのもと、伝統と現代技術を融合させた酒造りを行っている。
テイスティングノート
香り:亀ノ尾特有の穀物感と木桶由来の微かなウッディなニュアンスが融合し、零式より落ち着いた熟成感のある香りプロフィールを形成する。
味わい:火入れによって丸みを帯びた甘みが先行し、乳酸由来のしっかりとした酸が続く。亀ノ尾の豊かな旨みが骨格をなし、全体的にバランスのとれた落ち着いた味わいだ。余韻は長く、米の旨みが長く続く。
飲み方:冷酒〜ぬる燗の幅広い温度帯で楽しめる。燗にすると旨みがさらに開き、和食・発酵食品との親和性がさらに高まる。
冷酒から常温、燗酒と幅広い温度帯で楽しめるのも仙禽クラシック 壱式の魅力だ。特にぬる燗(40〜45℃)では亀ノ尾由来の旨みと生酛の乳酸が一体化し、コクのある丸みが際立つ。栃木の郷土料理や発酵食品との相性が抜群で、食卓に寄り添う酒としての完成度も高い。
酒
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