グリーン・スポットは、ダブリンの老舗ワイン商ミッチェル&サン社とアイルランド・ディスティラーズ(ニュー・ミドルトン蒸留所)がタッグを組んで生み出す、200年以上の歴史を持つシングル・ポットスチル・アイリッシュウイスキーだ。19世紀、ミッチェル社は自社で樽を購入し熟成させたウイスキーを販売していた。熟成期間を色付きのスポット(点)で管理していたことから、それぞれ「グリーン・スポット(7〜10年)」「イエロー・スポット(12年)」と呼ばれるようになったのが名前の由来だ。
絶滅危惧種から復活したアイリッシュの宝
20世紀中頃のアイリッシュウイスキー低迷期に多くのボンダー(樽買いボトラー)が廃業する中、ミッチェル&サン社は細々とながら「スポット」シリーズを継続した。2012年にアイルランド・ディスティラーズとの提携が強化されて以降、グリーン・スポットは世界市場に向けて本格的に展開を始める。バーボン樽とオロロソ・シェリー樽を組み合わせた熟成が生み出す、フルーティーでスパイシーなポットスチルスタイルは瞬く間に愛好家の心をつかんだ。
テイスティングノート
香り:フレッシュな青リンゴ・梨・トロピカルフルーツが明るく広がる。バニラ・白い花・ほのかなスパイスが続き、ポットスチルらしい爽快でオイリーなニュアンスが全体を包む。
味わい:軽快でスムーズな口当たりに続いて、グリーンフルーツ・蜂蜜・バニラがバランスよく広がる。ポットスチル由来のスパイシーさが中盤から顔を出し、甘みと辛みの絶妙なバランスを形成する。フィニッシュはクリーンで適度な長さがある。
飲み方:そのフレッシュな個性を楽しむにはストレートが最適だが、ハイボールやカクテルベースにも優れた汎用性を発揮する。アイリッシュコーヒーのベースにも使用されることが多い。
酒
💬0