産土 山田錦 七農醸

産土 山田錦 七農醸は、花の香酒造が誇る産土山田錦シリーズの最上位グレードだ。農醸十二階位のうち七要素(①菊池川流域産米・②無農薬・③無肥料・④生酛・⑤木桶醸造・⑥酵母無添加・⑦古式醸造「しおり」)を満たしており、同シリーズで最も手間のかかる醸造工程を経る。年に一度、9月に全国一斉販売される限定品として、産土愛好家の間で最も注目度の高いリリースのひとつだ。

七農醸だけが持つ「しおり」とは

七農醸が六農醸と異なる最大のポイントは、⑦古式醸造「しおり」の採用だ。「しおり」は日本古来の醸造工程のひとつで、現代ではほとんど使われなくなった伝統技法。この工程を加えることで、酵母や微生物の活動により自然な複雑さが付与される。

菊池川流域産の山田錦を生酛×木桶×酵母無添加×しおりという四重の伝統技法で醸すことは、花の香酒造の技術力と哲学の結晶といえる。毎年9月に全国一斉解禁されるため、蔵元への予約や特約店での先着争奪が恒例となっており、入手困難な限定品として知られている。

テイスティングノート

香り:白い花のアロマが優しく鼻をくすぐる。爽やかなレモンやラムネを思わせる清涼なニュアンスがふわりと広がり、木桶由来のほのかな杉の清涼感とバニラのような甘みが重なる。酵母無添加らしい自然な乳酸の清潔なニュアンスと、しおりが生む独自の複雑さが、他のグレードにはない静謐なアロマの世界を作り出す。

味わい:微細な発泡感が舌先で心地よく踊り、甘みと旨みが弾けるように広がる。二農醸よりもふくよかでコクのある味わいで、七つの農醸基準が重なることで生まれた複雑な旨みの層が口中に広がる。生酛の酸が骨格を形成し、木桶・しおり・酵母無添加それぞれが加えるニュアンスが響き合いながら、一本の酒の中に和水町の自然と蔵の技術が凝縮される。

余韻:余韻は長く、旨みと酸と微発泡の余韻がゆっくりと続く。フィニッシュに向けてほのかな苦みが加わり、全体を綺麗に締めくくる。飲み終えた後も口内に残る柔らかな甘みが、次の一口を誘う。

七農醸との向き合い方

雪冷え(5℃前後)から涼冷え(15℃前後)が基本だが、七農醸は温度変化による味わいの変化が豊かなため、冷やした状態から徐々に室温に近づけながら飲み比べると多様な顔が楽しめる。同じ産土山田錦シリーズの二農醸・四農醸・六農醸と飲み比べると、農醸グレードが積み重なるほどに複雑さが増していく変化を如実に体感できる。

基本情報

英語名 Ubusuna Yamadanishiki Shichnozo
主な原料 山田錦(菊池川流域和水町産)

生産・流通

製造元 花の香酒造(Hana no Ka Shuzo)|熊本・玉名の純米日本酒蔵
産地 日本九州地方熊本県

世界の評価・評判

産土山田錦 七農醸は毎年9月に全国一斉解禁される産土シリーズ最高峰の一本だ。産土ブランドはSAKETIMEで全国8位・熊本県1位(スコア4.46/5.0、レビュー1,000件超)の高評価を誇り、Kura Masterプラチナ賞・特別審査賞、London Sake Challenge金賞など国際品評会での受賞が続く。本ブログ(ぐるめぐっどまん)のレビューでも「白い花のアロマとレモンのようなラムネの香りが優しく広がり、微細な発泡が舌先で心地よく踊る。二農醸よりもふくよかでコクのある味わいで、下戸にも酒初心者にもオススメできる美しい仕上がり」と評価している。七農醸は七つの農醸基準(菊池川流域産米・無農薬・無肥料・生酛・木桶・酵母無添加・しおり)が積み重なることで生まれる複雑さが持ち味で、産土を愛する飲み手にとって「今期の最高峰」を確かめる年に一度のイベントとなっている。

  • 推薦度 -
  • 下戸へのやさしさ度 -
  • 展開完成度 -
  • ブランド信頼度 -
体感密度 重い 軽い 消える 残る キレ・余韻

💬0

まだ口コミは投稿されていません。

産土 山田錦 七農醸

  • 必須 推薦度
  • 必須 下戸へのやさしさ度
  • 必須 展開完成度
  • 必須 ブランド信頼度
  • 必須 体感密度(軽い←→重い)
  • 必須 キレ・余韻(消える←→残る)

写真を添付する

      対応フォーマット:JPEG / PNG / GIF(1枚あたり2MBまで、最大6枚)
      ※人物や個人情報を含む写真は掲載できません。
      ※投稿内容は公開前に審査されます。

      クチコミ投稿に関する注意事項