マルスモルテージ越百 マンサニージャ カスクフィニッシュ Bottled in 2019は、越百限定カスクフィニッシュシリーズの記念すべき第1弾。2019年5月28日に発売された。越百モルトセレクションをマンサニージャ(辛口シェリー)樽でフィニッシングした本数限定ブレンデッドモルトで、アルコール度数42度、700ml、税込5,500円。この成功が後の2021年版・2022年版へとシリーズ化するきっかけとなった。
マンサニージャはスペイン・アンダルシア地方サンルーカル・デ・バラメダでのみ産出される辛口シェリーで、フロール酵母の膜の下で生物学的熟成が行われる。海に面した倉庫での熟成がもたらすソルティでミネラリーな風味は他のシェリーにはない独自の個性。この繊細な辛口シェリーの樽で越百をフィニッシュするというアイデアは、甘口一辺倒ではないジャパニーズウイスキーの新たな可能性を示した。「ソフトでまろやかな味わいに、ドライフルーツ、黒糖、メイプルシロップの香り」という公式テイスティングが示すように、甘さとドライさの絶妙なバランスが最大の魅力。
テイスティングノート
香り
ドライフルーツ、黒糖、メイプルシロップの甘い香りが穏やかに立ち上がる。マンサニージャ樽由来のドライでソルティなアクセントが甘さに奥行きを与え、越百のバニラとはちみつの柔らかな香りとの対比が美しい。
味わい
ソフトでまろやかな口当たり。ココナッツとチョコレートの甘みが前半に広がり、マンサニージャ樽由来のドライでほのかなビターが後半に現れる。甘さと辛さの絶妙なバランスが越百の新たな一面を引き出しており、シリーズ化の原点にふさわしい完成度。
余韻
ドライフルーツとチョコレートの余韻にほのかなビターアクセント。クールで嫌味のない苦みがフィニッシュを引き締め、次の一杯を自然と誘う。
酒
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