マルスモルテージ越百 マンサニージャ カスクフィニッシュ Bottled in 2022は、越百モルトセレクションをスペイン・サンルーカル・デ・バラメダ産のマンサニージャ(辛口シェリー)樽でフィニッシングした本数限定ブレンデッドモルト。アルコール度数42度、700ml、税込5,500円。San Francisco World Spirits Competition(SFWSC)2023でウイスキー部門銀賞を受賞した実力派である。
マンサニージャはフィノシェリーの一種で、海沿いのサンルーカル・デ・バラメダでのみ産出される辛口シェリー。フロール酵母の膜の下で熟成されることで独特のドライでソルティなキャラクターを持ち、通常のシェリーとは異なる繊細さが特徴。このマンサニージャ樽でフィニッシュすることで、越百のモルト由来の甘みにドライでビターなアクセントが加わり、「おしとやかで上品な仕上がり」と評される味わいが生まれる。越百限定カスクフィニッシュシリーズの中では最も多くリリースされたバリエーション(2019・2021・2022年の3回)であり、ファンの支持の厚さが伺える。レビューでは80/100点(kohei-fujimura.com)の評価を獲得している。
テイスティングノート
香り
樽由来のドライフルーツ、ブラウンシュガー、メイプルシロップの甘い香りが基調。マンサニージャ樽特有のドライでソルティなニュアンスが加わり、完熟オレンジ、パイナップル、ブラックベリーのフルーティなアロマが時間とともに開花する。バター、チョコレート、酵母パンの複雑な層。
味わい
柔らかくまろやかな口当たりから、はちみつ、キャラメル、チョコレートの甘みが広がる。ココナッツとココアのコク、マンサニージャ樽由来のドライでスパイシーなアクセントが味わいに構造感を与える。ホワイトペッパーのピリッとした刺激が後半に現れ、甘さとドライさのバランスが秀逸。
余韻
ティラミスを思わせるチョコレートとコーヒーリキュールの複雑な余韻。焦がしパンのような香ばしさと、ベリー系の果実感が交互に現れる。クールで嫌味のない苦みがフィニッシュを引き締める。
酒
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