マルスモルト ル・パピヨン シングルカスク アオスジアゲハは、マルス駒ヶ岳蒸溜所で2013年3月にミディアムピーテッドタイプとして蒸留されたモルト原酒を、バーボンバレル(樽番号5111)一樽で約4年半熟成し、2017年8月に215本限定で瓶詰めされた。カスクストレングス58度、ナチュラルカスクストレングス、ノンチルフィルター。215本はシリーズ初期のリリースとして極めて少ない限定数で、現在では入手困難なレアボトルの一つ。鹿児島在住の画家・中之間ともこ氏がラベルを手がけた。
アオスジアゲハ(Graphium sarpedon nipponum)は、黒い翅にターコイズブルーの鮮やかな帯が入る美しいアゲハチョウ。「青条揚羽」の名はこの青い帯に由来する。日本では本州以南に広く分布し、都市部の公園でも見られる身近な蝶だが、その飛翔速度は蝶の中でもトップクラスの俊敏さを誇る。クスノキ科を食樹とし、暖地の照葉樹林に多く生息する。素早く力強く飛ぶアオスジアゲハの姿は、ミディアムピートのスモークとバーボンバレルの甘みが力強く交錯する本品の味わいを象徴する。
テイスティングノート
香り
ミディアムピート由来の心地よいスモークにバーボンバレルのバニラ、キャラメルが重なる。ピートと甘みのバランスが良く、ほのかな柑橘とオーク由来のスパイスが香りに奥行きを与える。
味わい
カスクストレングス58度の力強さとミディアムピートのスモークが融合し、バーボン樽のバニラスイートネスが味わいの中心を支える。約4年半の熟成でありながら、ピートとオークの相互作用で予想以上の複雑さを持つ。中盤にフルーティなニュアンスとスパイスが現れ、味わいに多面性を与える。
余韻
ミディアムピートのスモーキーな余韻が適度な長さで続き、バニラと穏やかなスパイスが後を追う。力強くも心地よいフィニッシュ。
酒
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