マルスモルト ル・パピヨン トリプルカスク ベニヒカゲは、マルス駒ヶ岳蒸溜所で2018年10月に蒸留されたモルト原酒を3基の赤ワインカスク(2301、6278、6780)でフィニッシュし、2025年3月に717本限定で瓶詰めされたシングルモルトウイスキー。カスクストレングス50度、ノンチルフィルターで仕上げられ、赤ワイン樽由来のフルーティで華やかなフレーバーが特徴。信州の標高798mに位置する駒ヶ岳蒸溜所の冷涼な環境で約6年半熟成された原酒に、ワイン樽の果実感を重ねた贅沢な構成。
ラベルに描かれたベニヒカゲ(Erebia neriene)は、長野県天然記念物に指定されている高山蝶。標高1,500メートル以上の草原にのみ生息し、ユーラシア大陸北方域を起源とする氷河期の遺存種である。駒ヶ岳蒸溜所が位置する中央アルプス山麓は、まさにこの希少な蝶の生息圏。蒸溜所の窓から望むアルプスの高山帯に舞うベニヒカゲの姿を、赤ワイン樽の鮮やかなルビー色の液体に重ねた、自然と人の営みが交錯する一本。
テイスティングノート
香り
赤ワインカスクフィニッシュ由来のラズベリー、ブラックチェリー、カシスの鮮やかなベリー系アロマが広がる。駒ヶ岳モルトの華やかな麦芽香と、ワイン樽のタンニンがもたらす複雑で上品な香り立ち。ほのかなオーク樽のスパイスも感じられる。
味わい
赤い果実の甘酸っぱさが口いっぱいに広がり、モルトの穀物感としっかりとしたボディが支える。赤ワイン樽由来のタンニンが適度な渋みを加え、味わいに構造感を与えている。カスクストレングス50度ながら角が取れたスムースな飲み口。
余韻
ベリー系の果実感と穏やかなタンニンの余韻が長く続く。フィニッシュの後半にかけて駒ヶ岳モルトらしいクリーンな麦芽の甘さが現れ、ワインの余韻と美しく溶け合う。
酒
💬0