而今 純米吟醸 雄町は、岡山県産の酒米「雄町」を使用した純米吟醸。雄町は現存する酒造好適米の中で最も古い品種の一つであり、山田錦の親にあたる。栽培が難しく収量も少ないが、独特の力強い旨みを持つ「酒米のロマン」とも呼ばれる品種だ。
而今の6代目蔵元・大西唯克氏は、それぞれの米の個性を最大限に引き出すことを信条としている。雄町の野性的でボリューム感のある味わいを、而今ならではの透明感とエレガントさで包み込んだ仕上がりは、他の米違いシリーズとは一線を画す存在感がある。
精米歩合50%。而今の雄町は山田錦や千本錦と比べてより力強く、ふくよかな味わいが特徴。食中酒としてはもちろん、単体でじっくり味わう一杯としても極めて高い完成度を誇る。
テイスティングノート
香り
穏やかながら厚みのある吟醸香。熟した桃、マンゴー、ほのかにスパイス。雄町特有のふくよかなアロマ。
味わい
口に含むと雄町らしいボリューム感のある旨みが広がる。而今特有の透明感のある甘みが重なり、複雑で奥行きのある味わい。酸味はやや強めでジューシー。
余韻
長い余韻。旨みの余波が口中に残り、雄町の力強さが最後まで感じられる。
雄町米は栽培難易度が高いため、同じ品質の雄町を安定確保できる蔵は全国でも限られており、而今が岡山の特定農家と長期的な信頼関係を築いて入手していることがわかる。この「米から徹底的にこだわる」姿勢こそが、而今ブランドの核心をなしている。
酒
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