十四代 酒未来は、高木酒造が独自に開発した酒造好適米「酒未来」で醸す純米大吟醸。「酒未来」は山酒4号と美山錦を交配して生まれた品種で、「日本酒の未来を切り拓く」という高木顕統氏の信念が名前に込められている。
龍の落とし子とは異なり、酒未来は選ばれた他蔵にも分譲されている。飛露喜や而今など、高木氏が認めた蔵元のみがこの米を使用できる。しかし酒未来で醸した十四代は、やはり本家ならではの別格の仕上がりを見せる。
精米歩合40%。酒未来は小粒ながら心白が明瞭で、溶けやすく醸造適性が高い。華やかでありながら芯のある味わいを生み、十四代の3つの独自米(山田錦・龍の落とし子・酒未来)の中で最もバランスに優れると評されることも多い。
テイスティングノート
香り
華やかで艶のある吟醸香。白桃、パイナップル、白い花の甘いアロマ。龍の落とし子よりもやや温かみのある香調。
味わい
柔らかな口当たり。ふくよかな旨みが口中に広がり、穏やかな酸味が全体を引き締める。甘・旨・酸のバランスが秀逸。
余韻
余韻は中程度の長さ。穏やかな甘みと共に、米の風味が心地よく残る。
酒未来は高木酒造以外にも、飛露喜(廣木酒造)・而今(木屋正酒造)など選ばれた一部の蔵に分譲されており、「酒未来で醸した酒」を複数の蔵で飲み比べることができる点も日本酒ファンの興味を引いている。同じ米でも蔵の個性によって全く異なる酒に仕上がることが、酒米の奥深さを教えてくれる。
酒
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