ティーリング スモールバッチはティーリング・ウイスキー社のエントリー表現であり、2012年の会社設立当初から展開されてきたブランドの基盤となる一本だ。ジャック・ティーリングがクーリー蒸留所を離れ、自らのビジョンを持って立ち上げた最初の製品として、「アイリッシュウイスキーの革新」というブランド哲学を最も直接的に体現している。
製法はグレーン原酒とモルト原酒をブレンドし、ラム樽でフィニッシュ熟成させるという独特のスタイルを採用している。ラム樽フィニッシュはアイリッシュウイスキーの中では珍しいアプローチで、甘やかなカリブ海の風味とアイリッシュウイスキーのなめらかさを組み合わせた個性的なキャラクターを生み出す。
「スモールバッチ」という名称は少量バッチでの丁寧な製造を強調しており、大量生産ではなく品質に焦点を当てたアプローチを反映している。46%ABVでノンチルフィルタリング・ノーカラーリング(人工着色なし)というスペックは、ストレートに品質と誠実さを訴求するものだ。
ティーリングは独立してから急速に成長し、スモールバッチはそのフラッグシップとして多くの市場で愛飲されてきた。ダブリン蒸留所設立後も変わらぬ人気を維持し、ティーリングを知る入口として数多くの愛好家のウイスキーライフに登場している。
ティーリングの最もアクセスしやすいエントリー商品として、幅広い消費者層に訴求する重要ポジションを担う。ラム樽フィニッシュという個性でスタンダードなブレンドとは一線を画し、初心者から中級者まで幅広く楽しめる表現として設計されている。
ティーリング スモールバッチはWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)をはじめ数多くの国際コンペで受賞歴を持つ。2014年以降、ティーリングは「世界で最も受賞したアイリッシュウイスキー(500以上の国際受賞)」という称号を獲得しており、スモールバッチはその礎を築いた主力製品だ。アイリッシュウイスキー・マスターズや国際ワイン&スピリッツ競技会でも評価が高く、ラム樽フィニッシュという独自性が愛好家や審査員から一貫して支持されている。
テイスティングノート
香り
バニラとラム樽由来のカラメルの甘みが最初に広がり、スパイスとドライフルーツの香りがほのかに続く。甘さと穀物的な清潔感が共存した、親しみやすいアロマだ。
味わい
まろやかでスムース。ラム樽フィニッシュのトロピカルな甘みとバニラクリームが口全体を包み、後からシナモンやナツメグのスパイシーなニュアンスが現れる。
余韻
心地よい甘みとスパイスの余韻がゆっくり続く。ラムの残香がフィニッシュに穏やかな甘さを添え、後口はクリーンで落ち着いている。
酒
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