「イチローズモルト クラシカルエディション」は、秩父蒸留所産のモルト原酒をコアに据えたバッテッドモルトウイスキーで、「イチローズモルト」ブランドの定番ラインを構成する代表的な一本である。「クラシカル」の名が示すように、伝統的なスコッチモルトのテイストプロファイルを日本の水・環境・職人性で再解釈したスタイルが特徴だ。
バーボン樽熟成を中心に、シェリー樽・ミズナラ樽を絶妙な割合でバッティングすることで、清楚でフルーティーな甘みと複層的な熟成感を両立させている。価格帯は比較的手に取りやすいエントリープレミアムクラスに設定されており、秩父の個性をより多くのウイスキーファンに届ける役割を担う。ISC(International Spirits Challenge)でゴールドメダルを受賞するなど、品質の安定性においても高い評価を得ている。
世界的なクラフトウイスキー愛好家コミュニティでは「秩父入門の一本」として推薦されることが多く、限定品のような熱狂的な争奪戦にはならないため比較的落ち着いた市場で入手可能。肥土伊知郎氏のモルト哲学「個性と調和の共存」を最もストレートに表現した一本として知られる。
テイスティングノート
香り
新緑を思わせる爽やかさ。青リンゴ、西洋梨、レモングラスの瑞々しい香り。奥にバニラと軽いシェリーの甘さ。
味わい
滑らかでジューシー。グリーンアップル、白桃、洋梨の果実甘味が主体で、麦芽由来のほのかな甘い穀物感が支える。微かなハーブのスパイスが清涼感を与える。
余韻
すっきりとしたミディアムフィニッシュ。甘みが引いた後にドライオーク、淡いバニラが残り、爽やかな後味。
酒
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