ローズアイル蒸溜所は、スペイサイドのエルギン近郊に位置する。2009年にディアジオが建設した、スコットランドで最も新しい大型蒸溜所の一つ。年間1,000万リットル以上の生産能力を持つ大規模設備で、ジョニーウォーカーなどの原酒供給を主目的として設立された。
バイオマスボイラーを導入したエコロジカルな設計も特徴で、廃棄物を最小限に抑えた持続可能な蒸溜所運営のモデルケースとなっている。2023年から「スペシャルリリース」シリーズで初めてシングルモルトとして公式リリースを開始し、最新鋭の設備で生まれる原酒への注目が集まっている。
ローズアイル蒸留所はディアジオが約4,000万ポンドを投じて建設した最新鋭の施設で、14基のポットスチルと13のステンレス製ウォッシュバックを備える。年間生産能力は約1,250万リットルとスペイサイド最大級で、ジョニーウォーカーの急増する世界的需要に対応するための戦略的投資として建設された。
環境に配慮した設計は蒸留所の大きな特徴で、バイオマスボイラーにより蒸気生成の80%を木質チップで賄い、CO2排出量を大幅に削減。排水処理システムも最先端の技術を採用し、「21世紀の蒸留所のモデル」として業界から注目されている。蒸留所名は近くのローズアイル・フォレストに由来する。
2023年のディアジオ・スペシャルリリースで初めてシングルモルトとして公式に登場した際は、わずか12年の熟成ながらも洋梨・バニラ・シトラスのクリーンで華やかな酒質が高く評価された。まだ歴史の浅い蒸留所だが、今後のシングルモルト市場での存在感拡大が期待されている。