十四代 中取り超極 直汲み生は、山形県村山市の高木酒造が醸す純米大吟醸の最高峰。「超極」の名が示す通り、十四代ラインナップの中でも頂点に位置する特別限定酒だ。兵庫県特A地区産の山田錦を35%まで磨き上げ、低温長期発酵で丁寧に仕込まれる。
「中取り」は上槽(搾り)工程で最も澄んだ中間部分のみを採取する贅沢な製法。さらに「直汲み」は搾りたてをそのまま瓶詰めし、「生」は火入れを一切行わないフレッシュな状態を指す。三つの要素が重なることで、十四代の持ち味である華やかな吟醸香と繊細な旨みが最大限に引き出される。
生産量が極めて少なく、特約店への割当も年に数本程度。定価でも高額だが、市場では10万円を超えるプレミアムが付くことも珍しくない。十四代の中でも最も入手困難な銘柄の一つとして知られる。
テイスティングノート
香り
華やかで透明感のある吟醸香。完熟メロン、白桃、ライチ、ほのかにバニラのニュアンス。直汲み生ならではのフレッシュな果実感が際立つ。
味わい
口当たりはシルクのように滑らか。上品な甘みと繊細な酸が調和し、米の旨みが層を成して広がる。雑味は一切なく、圧倒的な透明感。微かな発泡感がフレッシュさを添える。
余韻
長く優美な余韻。果実の甘い香りがゆっくりと消えていく。飲み終えた後もグラスに残る香りが秀逸。
「直汲み」とは搾った酒を空気に触れさせることなく直接瓶詰めする手法で、酸化を防ぎ搾りたての香りと味わいを封じ込める。生酒のため購入後は必ず冷蔵保管し、早めに消費することが品質維持の鉄則。十四代の中でも特に鮮度が命の一本であり、開栓後は数日以内に飲み切ることが推奨される。
酒
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