ブレーヴァル19年は、スペイサイド最高標高に位置するブレーヴァル蒸留所の原酒を19年間熟成させた、独立瓶詰め業者によるリリースです。蒸留所の前身「Braes of Glenlivet」として生産された時期の原酒が熟成されたケースもあり、歴史的な名称を持つ古いヴィンテージのボトリングはコレクターから特別な注目を集めることがあります。Chivas Brothers管理下で生産されたこの蒸留所の原酒は、長年にわたってシーバスリーガルの品質を支えてきた存在です。
19年という長熟期間を経ることで、ブレーヴァルのクリーンでフレッシュなキャラクターはさらなる複雑さと深みを増します。バーボン樽での長期熟成により、バニラとキャラメルの甘みが豊かに発展し、ドライフルーツやはちみつのようなリッチなニュアンスが加わります。アルコール度数53%というカスクストレングスに近い強さで、テイスターは原酒本来の力強い個性を直接体験することができます。
ブレーヴァル19年はスペイサイドの隠れた名蒸留所の真の実力を示す表現として、ウイスキー愛好家から高い評価を受けます。Jim Murray(ジム・マーレイ)の「Whisky Bible(ウイスキーバイブル)」でブレーヴァルの独立瓶詰め品が上位スコアを獲得するケースも報告されており、蒸留所のポテンシャルの高さは業界関係者の間で認知されています。公式ラインナップの不在ゆえに一般的な認知度は低いながらも、知る人ぞ知る蒸留所として熱烈なファンに愛されています。
テイスティングノート
香り
熟したアプリコットと洋梨のアロマに、はちみつとバニラの甘みが溶け合います。かすかなシリアルとオーク香が奥行きを与え、全体として円熟したスペイサイドモルトの豊かさを感じさせます。
味わい
豊かでやや濃厚な口当たり。キャラメルとはちみつの甘みが主体で、ドライフルーツやスパイスのニュアンスが複雑さを加えます。カスクストレングスならではのウォームスパイスが全体を引き締め、バランスの取れた充実感を届けます。
余韻
長めの余韻。キャラメルとオーク、ほのかなスパイスが順に重なりながら、最後は清潔でほんのりドライな印象を残します。
酒
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