グレンスペイ15年スペシャルリリースは、Diageoが毎年限定的に展開するスペシャルリリース(SR)プログラムの一環として登場したシングルモルトスコッチウイスキーだ。12年のフローラ&ファウナシリーズよりさらに長い15年の熟成を経たことで、グレンスペイ特有の軽やかでフローラルなキャラクターに、豊かなフルーツと複雑なオーキーネスが加わった逸品として高く評価されている。46%のアルコール度数で瓶詰めされ、風味の輪郭をより鮮明に伝える。
Diageoのスペシャルリリースプログラムは2001年に開始され、毎年秋に傘下の蒸留所から選び抜かれた樽をシングルモルトとして数量限定でボトリングする権威あるシリーズだ。グレンスペイはこのシリーズに複数回選出されており、通常はJ&Bブレンドに消えてしまうロシーズの原酒が世界のコレクターの手元に届く貴重な機会となっている。スペシャルリリースとしての希少性から、オークションマーケットでも相応のプレミアム価格が形成されることがある。
グレンスペイ蒸留所の前身であるW&A. Gilbey社による1878年の創業から約150年にわたる歴史のなかで、この蒸留所がシングルモルトとして広く認知される機会は非常に限られていた。その希少性こそが愛好家を惹きつける最大の理由のひとつであり、スペシャルリリース15年はその希少性を体現する存在として位置づけられている。ウイスキー評論家たちもスペイサイドの隠れた傑作として繰り返し取り上げており、Jim Murray’s Whisky Bibleでも好意的なスコアを獲得したリリースが存在する。
テイスティングノート
香り
15年の熟成が生んだ豊かで複雑なアロマ。熟した桃、アプリコット、メロンの甘い果実香が中心を占め、バニラ、ホワイトチョコレート、トーストしたオーク、わずかなシナモンとナツメグが背後に展開する。
味わい
滑らかでミディアムボディの口当たり。熟したリンゴ、洋梨、蜂蜜の甘みが広がり、バニラクリームとスパイシーなオークの風味が続く。46%のアルコール度数が全体に心地よい広がりを与え、フィニッシュに向けてドライフルーツとトースティなニュアンスが深まる。
余韻
ミディアムからロングのフィニッシュ。ドライフルーツ(レーズン、アプリコット)とスパイス(ジンジャー、クローブ)が余韻として続き、最後はオークのタンニンと蜂蜜の甘みが心地よく収束する。
酒
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