オルトモア 18年は、「ラスト・グレート・モルツ」シリーズの上位版として位置づけられたミドルレンジの熟成ボトルだ。12年版の爽やかなフルーティーネスを基盤に、18年という時間がもたらす複雑みと深みが加わったことで、より熟成感のある大人向けのプロファイルへと昇華している。国際コンテストでも12年版を上回る評価を複数受けており、ブランドの実力を証明する代表的なボトルの一つだ。
18年熟成のエックス・バーボン樽は、バニラとトフィーの甘みをより豊かに発達させ、アプリコットや熟した桃などのリッチなフルーツキャラクターを引き出している。12年版にはなかった蜂蜜とスパイスのバランスが向上し、スペイサイドの清潔感を保ちながらも重厚感が増した複雑な風味プロファイルを形成している。46%という設定はここでもノンチルフィルタードとの組み合わせで、熟成の恩恵を最大限に感じられる設計だ。
オルトモアは「デュワーズの心臓部」とも呼ばれ、バカルディが2014年以降ラスト・グレート・モルツの一環として積極的にプロモーションを展開したことで、スペイサイドの隠れた名作として認知度が向上した。18年は特に日本のウイスキー愛好家や専門バーテンダーの間で「コストパフォーマンスが非常に高い18年もの」として高く評価されており、同価格帯のスペイサイド18年の中でも上位に挙げられることが多い。
テイスティングノート
香り
アプリコットジャムと熟した桃、トロピカルフルーツのリッチな甘み。蜂蜜とバニラビーンズの芳醇な香りに続き、シナモン・ジンジャーのウォームスパイスと清潔感のあるオーク香が重なる。
味わい
滑らかでクリーミーな口当たり。アプリコット・桃・マンゴーのジューシーな甘みが広がり、バニラとトフィーのコクが続く。中盤から後半にかけてシナモンと生姜のスパイスが加わり、オーク由来のほろ苦さとのコントラストが心地よい。
余韻
ロング〜ミディアムロング。スパイスとオークがゆっくり収まっていく中で、蜂蜜とドライフルーツの余韻が長く続く。最後にペッパリーなスパイスとほのかなミネラル感が締めくくる充実した後口。
酒
💬0