グレンキャダム蒸溜所は、東ハイランドのアンガス州ブレキンに位置する。1825年創業の歴史ある蒸溜所で、かつてはバランタインの重要な原酒として知られた。2003年にアンガス・ダンディー社が買収し、シングルモルトとしての本格展開を開始した。
仕込み水は近隧のグレンキャダム・スプリングから採取し、極めてクリーンな蒸溜を行う。「クリームの蒸溜所」と称されるほどのなめらかで甘いスタイルが特徴で、ノンチルフィルタード・天然着色料不使用を徹底。コストパフォーマンスの高さでも評価されている。
酒で紡ぐ世界の酒図鑑
グレンキャダム蒸溜所は、東ハイランドのアンガス州ブレキンに位置する。1825年創業の歴史ある蒸溜所で、かつてはバランタインの重要な原酒として知られた。2003年にアンガス・ダンディー社が買収し、シングルモルトとしての本格展開を開始した。
仕込み水は近隧のグレンキャダム・スプリングから採取し、極めてクリーンな蒸溜を行う。「クリームの蒸溜所」と称されるほどのなめらかで甘いスタイルが特徴で、ノンチルフィルタード・天然着色料不使用を徹底。コストパフォーマンスの高さでも評価されている。
グレンキャダムは1825年にジョージ・クーパーとトーマス&ラクストン商会によって創設された。その名はゲール語で「野生のガンの谷(glen of the wild goose)」を意味し、蒸留所の自然豊かな立地を示す。19世紀から20世紀初頭にかけて複数の所有者を経ながらも稼働を続け、主にブレンデッドウイスキーの原酒として使用されてきた。
1959年にアライド・ディスティラーズの傘下に入り、その後長年にわたりブレンド原酒として機能してきたが、2000年に過剰生産と冷却水不足を理由に操業を停止した。2003年にロンドンのウイスキーブレンダー、アンガス・ダンディー・ディスティラーズが買収して生産を再開。2005年には初の公式蒸留所ボトリングとなるグレンキャダム15年がリリースされた。
2008年に10年物をラインナップに追加し、以来積極的な商品展開を進めている。アンガス・ダンディーの傘下でグレンキャダムは「エレガントで軽快、完全ノンピート」というアイデンティティを確立し、国際的な品評会で継続的な受賞を果たしてきた。その独自のスタイルはスコッチウイスキー界でも「隠れた名酒」として愛好家コレクターから注目されている。
約200年の歴史を持ちながら、グレンキャダムはスコッチウイスキー市場では比較的知名度の低い「hidden gem(隠れた宝石)」の地位にある。しかしその品質への評価は確かで、世界の主要ウイスキー評価サイトやコンペティションで安定した高評価を維持しており、コア10年物や15年物はコストパフォーマンスの高いハイランドモルトとして愛好家から一定の支持を受けている。
| 創業年 | 1825年 |
|---|---|
| 見学 | 可能 |
| 公式サイト | https://www.glencadamdistillery.com/ |
| 主力ジャンル | ウイスキー、スコッチウイスキー |
|---|---|
| 主要ブランド | グレンキャダム |
| 国 | イギリス |
|---|
スコットランド・アンガスのブレキン市(旧王立特別区)郊外、スミスフィールド通りに建つ。ハイランドの東端に位置し、ブレキン大聖堂で知られる歴史ある町から約1km程度の場所にある。冷涼なアンガスの丘陵地帯から湧き出る清水を使用して蒸留を行う。