「バルブレア 12年(Balblair 12 Year Old)」は、スコットランドで最も古い蒸留所の一つであるバルブレアが2019年に年次ヴィンテージ方式を廃止し、現在のコアレンジとして新たに確立した熟成年数明記のシリーズ中のエントリー作品だ。1790年創業という長い歴史を持つ蒸留所の現代的な顔として位置づけられており、バーボン樽熟成を主体とした軽快でフルーティなバルブレアスタイルを最もアクセスしやすい価格帯で提供している。
12年の製造においてマスターディスティラーが追求するのは「ロス&クロマティの澄んだ空気と清水が育む自然なフルーティさ」だ。仕込み水のアルタス川(Allt Dearg)の柔らかな水質と、62時間という長めの発酵が原酒に繊細な果実香と穏やかなキャラクターをもたらす。その後、主にファーストフィル・バーボン樽で12年以上熟成させ、最終段階でオロロソシェリー樽で仕上げることで、バルブレア固有のバニラ・柑橘・麦芽甘みのバランスが完成する。
12年物は受賞歴においても群を抜いており、2023年・2024年のサンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティション(SFWSC)でダブルゴールドを連続受賞という快挙を達成した。これはSFWSCにおける最高評価であり、2年連続での獲得は同蒸留所の安定した品質の証でもある。さらに2022年のIWSC(国際ワイン&スピリッツコンペティション)でもゴールド・アウトスタンディング(Gold Outstanding)という最高位評価を受けており、その輝かしい受賞歴はエントリーボトルとして異例のレベルだ。
テイスティングノート
香り
トロピカルフルーツ(マンゴー・パッションフルーツ)、バニラ、フレッシュシトラス、蜂蜜、微かな樽のスパイス。
味わい
軽快でフルーティ。バニラ、洋梨、緑のりんご、蜂蜜、シリアル、微かなシェリーの甘み。スムーズで親しみやすい。
余韻
中程度。フルーティな甘みとわずかなオークスパイスが続く。
酒
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