モートラック16年は、ダフタウンの猛獣の称号を持つモートラックのシェリーカスク熟成表現として、そのフレーバーの深みと複雑さが最も発揮された1本である。エクス・シェリーカスク100%での16年熟成により、柔らかいブラウンシュガー、ダークレーズン、デーツ、革、ブラックトリクル、ドライイチジク、トロピカルフラワー、カカオというリッチでダークなフレーバー・スペクトラムが構築されている。
1897年に確立されたモートラック独自の「2.81回蒸留」プロセスは、通常のスコッチウイスキー製造では見られない複雑な還流と蒸留を経ることで、肉厚かつクリーミーな蒸留液を生み出す。16年の熟成がこの個性的な蒸留液に重厚なシェリー感を加え、スペイサイドの正統的なウイスキーとは一線を画す「猛獣」の風貌を完成させている。口当たりはロバストかつヴィスコースで、ハードキャラメルとダークドライフルーツが重なり合う満足度の高い飲み口が特徴。
モートラック16年の評価は専門家・コレクターの間で高く、2024年のワールド・ウイスキー・アワードにてブロンズを受賞している。2023年のインターナショナル・ウイスキー・コンペティションではモートラックの長期熟成ボトルが最高賞(ウイスキー・オブ・ザ・イヤー)を受賞するなど、蒸留所全体の評価も急速に高まっている。「ダフタウンの秘蔵の宝」として長年ブレンド専用原酒に甘んじてきたモートラックが、シングルモルトとして世界の舞台でその真価を発揮しつつある歴史的転換期のなかで、16年はその核心を体験させてくれる表現として世界のウイスキー愛好家から強く推薦されている。
テイスティングノート
香り
ソフトブラウンシュガー、ダークレーズン、デーツ、革、ブラックトリクル。リッチなシェリーとドライフルーツが織りなす複雑な香り。
味わい
ロバストかつヴィスコース。ハードキャラメル、ダークドライフルーツ、スパイス、カカオ。「猛獣」の力強さ。
余韻
長くウォームな余韻。ドライシェリー、ダークチョコレート、スパイスが続く。重厚で後を引くフィニッシュ。
酒
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