アンノック18年は、12年と比較してより長い熟成によってハイランドの個性が深化した、ノックドゥー蒸留所のプレミアム・エクスプレッションである。46%というアルコール度数は12年の40%より高く設定されており、より複雑で力強いフレーバーを余すところなく表現するための配慮がなされている。ラム・アンド・レーズンの豊かな味わいは12年にはない特徴で、長期熟成がもたらすリッチなシェリー系フレーバーの深みを堪能できる。
18年の熟成を経たアンノックは、香りにおいて金色に焼かれた洋ナシとリンゴタルト、バニラ、シナモン、ナツメグというベーキングスパイスの複雑なレイヤーに加え、柑橘とグレープフルーツの清々しいアクセント、グリーンバルサミックのノートが感じられる。口中ではモルティでリッチなベーキングスパイス、ドライアップル、レーズン、アーモンド、シェリー・ランシオ、オレンジピール、ほのかなチョコレートが広がり、12年の甘い果実一辺倒のプロファイルとは一線を画す複雑な味わいが展開される。
アンノック18年は熱烈なファンベースを持つことでも知られており、ニッチながらも深いコミットメントを持つ愛好家コミュニティがその価値を世界に伝えている。ウイスキーの聖地スコットランドのひなびた農村に建つ小さな蒸留所が、インターナショナルな場で12年ゴールド受賞(ISC/ASC 2016)という偉業を成し遂げたことは、蒸留所の実力を世界に証明した歴史的瞬間である。ハイランドウイスキーのコアなファンからは「コスト以上の価値を持つ隠れた逸品」として常に上位に挙がる銘柄である。
テイスティングノート
香り
洋ナシとリンゴのタルト、バニラ、シナモン、ナツメグ。柑橘、グレープフルーツ、バルサミックのノート。
味わい
モルティでリッチ。ベーキングスパイス、ドライアップル、レーズン、アーモンド、シェリー・ランシオ、チョコレート。
余韻
長めでスパイシー。シナモン、ナツメグ、ドライフルーツの余韻が続く複雑なフィニッシュ。
酒
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