ベンロマック10年は、ゴードン&マクファイルが1998年に復活させたベンロマック蒸留所のフラッグシップ・エクスプレッションである。「クラシック・スペイサイド」スタイルの復興を掲げた蒸留所のコンセプトを最も体現する表現として開発され、1960年代以前のスペイサイドウイスキーが持っていたエレガントでフルーティかつほのかにスモーキーという理想的なプロファイルを10年の熟成で実現した。
使用するモルト大麦の約5%を伝統的なピーテッドモルトに割り当てることで、主張しすぎないキャンプファイヤーを想起させる繊細なスモークが全体のフレーバーに奥行きを加えている。バーボンバレルとシェリーホグスヘッドを組み合わせた熟成により、甘さと複雑さのバランスが絶妙に保たれており、ノン・チルフィルタード・ノン・カラードで瓶詰めされることで原酒本来の個性が最大限に活かされている。
ベンロマック10年の受賞歴は業界でも特筆すべき実績を誇る。2014年のワールド・ウイスキー・アワードにて「ベスト・スペイサイド・シングルモルト(12年以下)」のゴールドを獲得し、グレンリベット、マッカラン、バルヴェニー、グレンフィディックなど42の競合ブランドをすべて退けた。ウイスキー専門メディアはこの評価を今日の市場で最良の10年熟成ウイスキーのひとつと称え、コストパフォーマンスの高さとともに愛好家の間で「見逃せない名品」として定着している。
テイスティングノート
香り
フレッシュなオレンジ、グレープフルーツ、クリーミーな麦芽、バニラ。微かなキャンプファイヤーのスモーク。
味わい
バニラクリーム、甘いモルト、柑橘果汁、ナッツ。ほのかにスパイシーなオーク、軽くドライなスモーキーさ。
余韻
スモークとスパイスが残り、ドライで心地よいビター感と果実の余韻。中程度の長さ。
酒
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