レダイグ 18年(Ledaig 18 Year Old)は、マル島のトバモリー蒸留所が産するピーテッドシングルモルトの最高峰として、世界のウイスキー評価機関から絶大な評価を受ける一本だ。18年以上のバーボン樽熟成に加えシェリーカスクとの組み合わせにより、ピートの煙感と熟成の深みが見事に調和した複雑な風味が生まれている。
トバモリー蒸留所ではレダイグのピーテッドモルトを冬季のみ生産しており、18年という長期熟成を経ることでピートの荒削りな煙が柔らかく丸みを帯びた甘い煙感へと変容する。シェリーカスクとの組み合わせにより生まれるドライフルーツと甘い煙の融合が、レダイグ18年を国際品評会で際立たせる最大の特徴だ。
レダイグという名はゲール語の「安全な港」に由来し、マル島のトバモリー港を表す。18年という熟成年数は同蒸留所の最もプレミアムなレギュラーリリースに位置し、10年では味わえない複雑さと深みを体現している。シェリー樽の豊かさとアイランズのスモーキーさの融合が、このボトルならではの独自の世界観を生み出している。
レダイグ 18年は2021年・2022年のWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)でベスト・スコッチ・アイランズ・シングルモルトに選ばれた。さらに2023年にはThe Whisky Exchange主催の年間ウイスキーコンペティション(専門家による盲目試飲)で最高賞「Whisky of the Year 2023」を受賞し、同年のショートリストにジュラ18年・オールドプルトニー15年・オーバン14年が並んでいた中でトップを射止めた。
ラインナップにおいてレダイグ18年はレダイグシリーズの頂点に位置し、10年・限定品の先にある長熟の最高峰として位置づけられる。Whisky of the Year受賞により市場での需要が急増し、定価入手が困難になるケースも増えてきた。アイランズのスモーキーシングルモルトの中でも特に長熟の深みを持つ製品として世界中から求められている。
WWA2連覇(2021・2022年)とWhisky of the Year 2023(The Whisky Exchange)という三度の最高賞獲得は、レダイグ18年を「現在もっとも評価されているアイランズシングルモルトの一つ」として確立させた。Dramfaceの評価でも「アイランズの逸品」として絶賛されており、日本の専門バーやウイスキー愛好家の間での知名度も急速に高まっている。
テイスティングノート
香り
シェリー樽由来のドライフルーツ(プルーン・レーズン)とダークチョコレートの甘い香りに、18年熟成で丸みを帯びたピートスモークが優雅に重なる。アイランズの潮気と塩のミネラル感が背景に漂い、複雑で官能的な第一印象を与える。
味わい
18年の長期熟成が生む円熟した甘みとスモーキーさの融合が素晴らしい。ドライフルーツとバニラが甘みの核にあり、スモークとシェリー由来のスパイスが複層的に展開する。アイランズらしい海の深みが全体を通じて感じられる。
余韻
非常に長い余韻。チョコレートとスモークが溶け合いながらゆっくりと消え、最後には潮気のあるミネラルとドライフルーツの残り香が続く。アイランズの長熟シングルモルトとしての真骨頂を示す、深く印象的な後口だ。
酒
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