トバモリー蒸留所は1798年に設立され、スコットランド西岸のマル島に位置する。マル島はインナー・ヘブリディーズ諸島の中でも比較的大きな島で、ピクチャレスクな港町トバモリーの中心部に蒸留所は建っている。カラフルな建物が並ぶトバモリーの街並みは英国で最も美しい漁村のひとつとして知られ、子供向けアニメ「バラモリー」のロケ地としても有名だ。
現在はバーン・スチュワートを経てCVHスピリッツが所有する。蒸留所は同一の施設からノンピートの「トバモリー」とピーテッドの「レダイグ」という異なる2ブランドを生産しているのが特徴で、このデュアルブランド戦略は熟成年数と原酒スタイルの多様性を生み出している。「レダイグ」はゲール語で「安全な港」を意味する。
近年の品質向上は著しく、WWAやISCなど主要コンテストでの受賞が相次いでいる。特にシェリーカスクで熟成した長期熟成ボトルは世界の愛好家から高評価を受けており、アイランズウイスキーの新世代を代表するブランドとして注目を集めている。2023年には蒸留所施設の大規模改修が行われ、今後の生産能力拡大が見込まれている。