農口尚彦研究所 山廃純米 無濾過生原酒

「農口尚彦研究所 山廃純米 無濾過生原酒」は、伝説の杜氏・農口尚彦氏が最も得意とする山廃仕込みの真髄を表現した一本だ。農口氏がキャリアを通じて磨き続けてきた山廃の技術が、研究所設立後も健在であることを証明する代表作といえる。

山廃(やまはい)仕込みとは、江戸〜明治時代に主流だった「生酛(きもと)」造りを省略した手法で、自然の乳酸菌の力を借りて酒母を育てる伝統的な製法だ。現代の速醸系に比べて手間と時間がかかるが、複雑な旨みと深いコクが生まれる。農口氏はこの山廃の継承を研究所設立の最大の目的の一つに据えている。

「無濾過生原酒」という仕様は、山廃の旨みを一切削ぐことなくそのまま届けるための選択。火入れや加水をしないことで、発酵由来のダイナミックな旨みと生命感のある味わいが最も直接的に表現される。

農口氏の哲学「杜氏の仕事は消費者を幸せにすること」が、このボトルに凝縮されている。年齢を超えてなお酒造りに情熱を傾ける農口氏の姿は、日本の伝統工芸が持つ可能性を世界に示している。

テイスティングノート

香り

山廃仕込みならではの複雑で個性的なアロマ。乳酸の穏やかな香りに、熟した果実・糠・わずかなスモーキーさが重なる。生原酒の新鮮なエネルギーが感じられる、野性的でありながら洗練された香り立ち。

味わい

重厚で多層的な口当たり。山廃の乳酸系の旨みが口全体に広がり、複雑なコクと深みが際立つ。原酒のアルコール感が味わいに輪郭を与え、純米ならではの米の甘みと旨みが絡み合う濃密な飲み心地。

余韻

長く力強い余韻。山廃らしい旨みの余韻が非常に長く続き、飲み込んだ後も複雑な風味が変化し続ける。温度を上げると更に旨みが開き、燗酒にするとまた別の顔を見せる奥深さを持つ。

基本情報

正式名称 農口尚彦研究所 山廃純米 無濾過生原酒
英語名 Noguchi Naohiko Yamahai Junmai Muroka Nama Genshu
アルコール度数 19%
内容量 720ml
発売日 2001年1月1日
主な原料 五百万石(石川県産)・米麹・水

生産・流通

製造元 農口尚彦研究所(Noguchi Naohiko Sake Institute)|日本・石川の日本酒蔵
産地 日本北陸地方石川県

世界の評価・評判

山廃仕込みの権威・農口尚彦氏による純米山廃として、伝統的な日本酒ファンから特に高い評価を受ける。「菊姫時代の農口」を知る50代以上の日本酒愛好家と、新世代の山廃ファン双方から支持される稀有な銘柄。燗酒コンテストでも受賞実績あり。日本酒文化論・テキスト等で山廃仕込みの代表例として紹介されることも多い。

農口尚彦研究所・山廃純米は農口杜氏が山廃仕込みという伝統製法に命を吹き込んだ力強い一本。野生酵母由来の複雑な酸と旨みが「本物の山廃とはこういうものか」という発見を愛好家にもたらしており、失われつつある伝統製法を次世代に伝える使命感が品質の高さに表れている。農口杜氏が山廃仕込みで体現する日本酒造りの真髄として、失われつつある伝統を守り次世代に伝える価値ある一本として業界から高く評価されている。

  • 推薦度 -
  • 下戸へのやさしさ度 -
  • 展開完成度 -
  • ブランド信頼度 -
体感密度 重い 軽い 消える 残る キレ・余韻

💬0

まだ口コミは投稿されていません。

農口尚彦研究所 山廃純米 無濾過生原酒

  • 必須 推薦度
  • 必須 下戸へのやさしさ度
  • 必須 展開完成度
  • 必須 ブランド信頼度
  • 必須 体感密度(軽い←→重い)
  • 必須 キレ・余韻(消える←→残る)

写真を添付する

      対応フォーマット:JPEG / PNG / GIF(1枚あたり2MBまで、最大6枚)
      ※人物や個人情報を含む写真は掲載できません。
      ※投稿内容は公開前に審査されます。

      クチコミ投稿に関する注意事項