「東洋美人 純米大吟醸 酒未来(さかみらい)」は、山口県萩市の澄川酒造場が「酒未来」という希少な酒米を使って仕込んだ純米大吟醸だ。「酒未来」は山形の銘酒「十四代」を生む高木酒造(高木辰五郎氏)が自ら育種・開発した酒米で、その希少性と独自の個性から「幻の酒米」と称される。
「酒未来」は高木辰五郎氏が十数年をかけて開発した品種で、当初は信頼できる一部の蔵にのみ種籾が提供されていた。東洋美人がこの米を使用できること自体、業界内での澄川酒造場の評価の高さを示している。
2013年の豪雨被害から復活した澄川酒造場が、高精白の酒未来を使って仕込む本品は、東洋美人の多様な魅力を示す一本だ。山田錦とは異なる、酒未来ならではのジューシーな果実感と爽やかな酸の個性が、東洋美人の繊細な水との組み合わせで独自の味わいを生み出す。
生産量が限られるため流通は少なく、特約店でも入荷時期に争奪戦になる人気アイテム。酒米の個性を楽しむ上級者向けの一本として愛好家の間で特に高い評価を得ている。
テイスティングノート
香り
酒未来ならではのジューシーで爽やかなアロマが広がる。白桃・マスカット・柑橘の皮のような複雑でフルーティな香り。東洋美人特有の清涼感と相まって、軽やかでありながら奥行きのある華やかな香り立ち。
味わい
口に含むと、酒未来由来の果実味豊かな甘みが広がる。品のよい酸のキレが味わいを引き締め、甘みと旨みと酸のバランスが見事なハーモニーを作る。山田錦とは異なる、ジューシーで爽快な米の個性が鮮明に感じられる。
余韻
爽やかで後味がきれいなフィニッシュ。果実の甘みが引いた後に上品なミネラル感と米の旨みが続き、余韻が長く続く。飲み終えた後の幸福感と、もう一杯飲みたくなる引力がある。
酒
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