「EAU DU DESIR(オー・デュ・デジール)」とはフランス語で「望みの水」を意味する。醸し人九平次の久野九平治氏がフランス・パリでの成功を機に、より一層フランスの文化・食哲学との融合を意識して名付けたラインだ。九平次シリーズの中でも特に国際的なポジショニングを意識して作られた一本である。
仕込みには兵庫県東条地区(特A地区)産の山田錦を使用。ワインのような柔らかさと複雑さを日本酒で体現するという九平次ならではの哲学のもと、フランス料理との相性を強く意識した設計になっている。
久野氏は「日本酒はワインと同じ発酵飲料として世界の食卓に並び得る」という信念を持ち、ブルゴーニュのワイン農家との交流を通じて得た「テロワール(土地の個性)」の概念を日本酒に持ち込んだ。EAU DU DESIRはその象徴的な銘柄として世界の美食家の注目を集め続けている。
現在も年に数回の限定リリースとして市場に出回り、特に欧米の高級レストランや日本酒輸入業者からの引き合いが強い。国内では特約店のみで取り扱われる。
テイスティングノート
香り
繊細で洗練されたアロマ。白い花・はちみつ・完熟メロンが重なり合い、ワインを思わせるエレガントな香りが広がる。日本酒らしい米の清らかな香りの中にフランスの薫りを感じるような、国際的な表現力を持つ。
味わい
滑らかで品格のある口当たり。上品な甘みと柔らかな酸が絡み合い、ワイン的な複雑さと日本酒の清涼感が同時に感じられる稀有な味わい。甘すぎず辛すぎず、旨みが舌の上でじっくりと広がる。
余韻
果実の甘みとミネラル感が交互に現れ、長い余韻が続く。フィニッシュに向かうにつれてほんのりとした米の旨みが顔を出し、飲み終えた後も口の中に幸福感が残る。
酒
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