「磯自慢 純米吟醸」は、G8サミット公式乾杯酒を生み出した磯自慢酒造のスタンダードラインに位置する一本だ。最高峰の中取り純米大吟醸と同じ哲学のもと、南アルプスの伏流水と厳選された酒米を使って丁寧に仕込まれる。
磯自慢酒造は蔵元・中里大山氏のもと、一切の妥協を廃した酒造りを貫く。吟醸クラスであっても山田錦や静岡産の優良酒米を使用し、低温長期発酵によって洗練された果実香と複雑な旨みを引き出す。「純米吟醸」というグレードながら、他蔵の純米大吟醸に匹敵するクオリティを持つと評する日本酒マニアも多い。
静岡の冷涼な気候と南アルプス由来の超軟水が、磯自慢特有の「品格ある軽快さ」を生み出している。重くなりすぎず、それでいて確かな旨みを持つスタイルは、静岡の地酒スタイルの真髄を体現するものだ。
食中酒として特に優れており、魚介類との相性は抜群。焼津という漁港の街に蔵を構える磯自慢らしく、刺身や焼き魚と共に楽しむシーンに最もよく似合う。
テイスティングノート
香り
爽やかな吟醸香が穏やかに立ち上がり、白桃や瑞々しいメロンを思わせるフルーティなアロマ。磯自慢らしい透明感のある清々しさの中に、柔らかな米の甘みが溶け込む。
味わい
口に含むと柔らかで軽快、超軟水仕込みならではのシルキーな口当たり。上品な甘みと穏やかな酸のバランスが良く、米の旨みがすっとのどに流れていく。重さがなく、軽やかでありながらしっかりと旨みを感じさせる技術の高さが光る。
余韻
きれいでドライなフィニッシュ。後味に残る微かな旨みの余韻が心地よく、何杯飲んでも飽きない爽快感。食事を邪魔せず寄り添う食中酒として理想的な余韻。
酒
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