黒龍酒造株式会社(Kokuryu Sake Brewing Corporation)|日本・福井の日本酒蔵

黒龍酒造株式会社は、福井県吉田郡永平寺町松岡に蔵を構える1804年(文化元年)創業の老舗酒蔵。1975年以前から吟醸酒を商品化した「日本初の吟醸酒の蔵」と称される先駆者であり、現在は「黒龍」「石田屋」「仁左衛門」「九頭龍」など多彩なブランドで北陸を代表する高品質酒蔵として国際的評価を受けている。

白山連峰の雪解け水が九頭竜川伏流水として湧出する超軟水を仕込み水に使用。2022年には九頭竜川沿いに複合施設「ESHIKOTO(えしこと)」をオープンし、酒・食・里山体験を融合させた体験型拠点として国内外から注目を集める。

特徴

日本初の吟醸酒商品化・九頭竜川超軟水使用・複合施設ESHIKOTO運営・欧米輸出積極展開

歴史

1804年(文化元年)、初代石田屋二左衛門が福井県永平寺町松岡の地に創業。九頭竜川の清流に恵まれたこの地で、代々醸造業を受け継いできた。蔵名「黒龍」は蔵の前を流れる九頭竜川の古称「黒龍川」に由来する。

1975年以前の時代、まだ吟醸酒が特別なものとして流通していなかった頃に商品化を実現し「日本初の吟醸酒の蔵」との評価を得る。1994年には新蔵「龍翔蔵」、2017年には「正龍蔵」を建設し生産体制を強化。英国・フランス・アメリカなど欧米市場へ精力的に輸出を展開してきた。

2022年、九頭竜川沿いに酒・食・里山体験を融合した複合施設「ESHIKOTO(えしこと)」をオープン。直売店「石田屋」とともに地域観光の新拠点として機能し、永平寺と並ぶ「福井の酒の顔」として国内外に発信している。

基本情報

正式名称 Kokuryu Sake Brewing Corporation
創業年 1804年
操業状況 稼働中
所有会社 黒龍酒造株式会社
見学 可能
公式サイト https://www.kokuryu.co.jp/
Wikipedia Wikipedia
SNS Instagram

蒸留所情報

蒸留器数 龍翔蔵(1994年)・正龍蔵(2017年)の2蔵体制・麹室・貯蔵設備
蒸留方式 大吟醸・吟醸造り・長期低温発酵・袋吊り搾り
モルト使用 兵庫県東条産山田錦・福井県大野市産五百万石
水源 白山連峰の雪解け水(九頭竜川伏流水・超軟水)
熟成倉庫 ステンレスタンク・瓶囲い低温貯蔵・ESHIKOTO貯蔵施設
年間生産量 非公開
使用樽 ステンレスタンク
主力ジャンル 日本酒
主要ブランド 黒龍
黒龍 大吟醸
黒龍 純吟
黒龍 石田屋(年間1,500本限定)
黒龍 仁左衛門
九頭龍 福井自慢

代表銘柄

所在地

日本
都道府県州 福井県
住所 〒910-1133 福井県吉田郡永平寺町松岡春日1丁目38
郵便番号 910-1133

この地域について

福井県は中部地方(北陸)の日本海側に位置し、九頭竜川流域の越前平野と断崖絶壁の越前海岸が特徴的な地形をなす。曹洞宗大本山・永平寺(1244年・寛元2年、道元禅師開山)の門前町として知られる永平寺町は、深い緑に包まれた深山幽谷の地。永平寺は現在も全国から修行僧・参拝者が訪れる禅の修行道場として7世紀以上にわたって信仰を集める。

九頭竜川は白山連峰(石川・福井県境)を源流とし、170km余りを流れて越前平野を潤す一級河川。その伏流水は超軟水として古くから醸造・食品加工に利用されてきた。冬は日本海からの季節風による豪雪が地下水を豊かに涵養し、清廉な仕込み水の源となっている。

黒龍酒造は1804年(文化元年)の創業以来、この清澄な九頭竜川伏流水を仕込み水として日本初の吟醸酒商品化を実現した。2022年にオープンした「ESHIKOTO」は酒・食・里山体験を融合させた北陸観光の新拠点として注目を集め、永平寺町を「日本酒と禅の里」として世界に発信している。