ジャックダニエルの歴史は1866年に始まる。テネシー州ムーアカウンティのリンチバーグという小さな町で、当時わずか13歳だったジャスパー・ニュートン(ジャック)・ダニエルが蒸留所を設立。アメリカで最初に登録された蒸留所のひとつとして、今もその地で製造が続けられている。
テネシーウイスキーとバーボンの最大の違いは「チャーコール・メロウイング」(リンカーン・カウンティ・プロセス)と呼ばれる工程の有無。ジャックダニエルは蒸留したてのニューメイクスピリッツをサトウカエデの炭を3メートル積み重ねたフィルターでゆっくりと(3〜5日かけて)濾過してから樽に入れる。この工程がテネシーウイスキー特有の滑らかさを生み出す。
「オールドNo.7」というブランド名の由来については諸説あるが、ジャックが生涯にわたり使ったシリアルナンバーという説が有力。黒いラベルと四角いボトルというアイコニックなパッケージデザインは、1世紀以上ほとんど変わっていない。世界180か国以上で販売される最も国際的なアメリカンウイスキーのひとつ。
テイスティングノート
香り
バニラ、キャラメル、トースティーなオーク。チャーコールによる浄化を経た穏やかで清潔感のある甘い香りが特徴。ほのかなバナナとライ麦の温かみも感じられる。
味わい
滑らかでマイルドな口当たり。バニラとカラメルの甘みが主役で、ライ麦由来の軽いスパイスと、炭濾過がもたらすクリーンな清涼感が続く。
余韻
短めでクリーンな後味。甘みとバニラが穏やかに消え、チャーコールが作り出す独特のスムーズさが印象に残る。
酒
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