ワイルドターキー レアブリード

ワイルドターキー レアブリードは1991年にリリースされ、バーボン史上最も早期に登場したバレルプルーフ(樽出し無加水)バーボンのひとつとして業界に衝撃を与えた。バレルプルーフのバーボンが市場に存在しなかった時代に、ジミー・ラッセルが「バーボンの本来の姿を飲み手に届けたい」という信念のもと開発した記念碑的な製品だ。ブッカーズ・バーボンと並び、現在も最長寿のバレルプルーフバーボンとして流通し続けている。

レアブリードの最大の特徴は、加水せずにボトリングするバレルプルーフ仕様にある。熟成年数の異なる6年、8年、12年の原酒をブレンドし、水を一切加えずに瓶詰めするため、バッチによってアルコール度数が変動する。この製法により、樽内で発展した風味をそのままの濃度で味わえる。各バッチに固有のプルーフが記載されており、コレクターズアイテムとしての側面も持つ。

「レアブリード(希少な血統)」という名称は、異なる熟成年数の原酒をバレルプルーフで融合させる独自のアプローチを表現したものだ。若い原酒が持つフレッシュなフルーティさと、長期熟成原酒が持つ深みのある木樽フレーバーが一体となり、単一熟成年では得られない複雑な味わいが実現される。ジミー・ラッセルが自身の哲学を凝縮した最高傑作とも呼ぶコアレンジの1本である。

テイスティングノート

香り

濃密なキャラメルとバニラ、オレンジマーマレード、ダークチェリーが押し寄せ、スパイシーなライ麦とシナモン、クローブが絡み合う。オークの燻香が深みを加え、ハイプルーフならではの力強い香りの奥行きがある。

味わい

フルボディで圧倒的なコクと甘みが広がり、バタースコッチ、ダークチョコレート、ドライフルーツが複雑に重なる。スパイシーなライ麦のキック、トースティなオーク、ほのかな革のニュアンスが続く。

余韻

非常に長く、温かみのある余韻が続く。バニラ、スパイス、オーク、ほのかなタバコがゆっくりと収束し、最後にブラックペッパーの余韻が残る。

基本情報

正式名称 ワイルドターキー レアブリード
英語名 Wild Turkey Rare Breed Bourbon
アルコール度数 58.4%
内容量 700ml
主な原料 トウモロコシ(75%)、ライ麦(13%)、モルテッドバーレイ(12%)
カスクタイプ 新製チャードアメリカンホワイトオーク(6年・8年・12年熟成原酒ブレンド)

生産・流通

製造元 ワイルドターキー蒸留所(Wild Turkey Distillery)|アメリカ・ケンタッキーのバーボンウイスキー蒸留所
産地 アメリカ合衆国ケンタッキー州

世界の評価・評判

ワイルドターキー レアブリードは、バレルプルーフバーボンというカテゴリーを一般市場に広めた先駆者として、バーボン史に確固たる地位を持つ。ウイスキー評論の権威であるジム・マーレイの『ウイスキー・バイブル』でも高評価を得ており、「価格を超えた品質」の代名詞として世界中のバーボン愛好家に認知されている。

スコアを競うコンペティションでも多数の受賞歴を誇るが、それ以上に評価されるのは「30年以上変わらぬ品質の安定性」だ。バッチごとに度数が異なりながらも品質は揺るがないとされ、マスターディスティラーの判断力と職人技の高さを証明し続けている。

日本市場でも根強いファンを持ち、ハイプルーフバーボンの中でも「信頼できる1本」として上位に常に挙げられる存在だ。

受賞歴

コンテストグレード
2025 TWSC 金賞
2024 SFWSC ダブルゴールド
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ワイルドターキー レアブリード

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